皮算用

暖房費シミュレーター

同じ部屋を同じだけ暖めたとき、どの暖房がいちばん安いか。3台まで並べて比べます。

1部屋と使い方

必要な熱量(平均)–

外気温の目安(11〜3月の昼〜夜):東京・大阪 6〜8℃、仙台 3〜5℃、札幌 −2〜0℃、旭川 −6℃前後

2燃料の単価

電気 35円/kWh・灯油 130円/L などは目安の初期値です。請求書の「料金合計 ÷ 使用量」を入れるとより正確です。

3比べる暖房(3台)

機種の値がわからないときは「メーカー・種類」と「適用畳数」を選ぶと、カタログ値をもとにした目安が入ります。数値を書き換えると「手入力」になります。

4比較結果

計算のしかた

  1. 必要な熱量:部屋の広さ × 建物ごとの熱の逃げやすさ(1畳・1℃あたり 5〜18W)×(室温 − 外気温)。部屋を暖めつづけるのに平均で必要な熱の量です。
  2. 燃料の量:必要な熱量 ÷ 暖房の効率 ÷ 燃料1単位の熱量。エアコンは COP(電気1に対して何倍の熱を出せるか)が効率になります。
  3. 費用:燃料の量 × 単価 + ファンなどの電気代。

前提にしている値

燃料1単位の熱量

薪の熱量は含水率 約20% のときの値です。湿っているほど下がります。

廃油ストーブで燃やす油の熱量

油1Lあたりの熱量水分・汚れの初期値

同じ1Lでも、廃食用油は鉱物油(エンジンオイルなど)より1割ほど熱量が少なくなります。回収した廃油には水やスラッジ(汚れ)が混じっていて、その分は燃えないので「水分・汚れ」の割合を差し引いて計算します。値は書き換えられます。

エアコンと外気温

エアコンの COP はカタログでは外気温 7℃ のときの値です。外が寒いほど効率と暖房能力が下がり、5℃ を下回ると霜取り運転も入るため、外気温に応じて COP を割り引いて計算しています(寒冷地モデルは下がり方を小さくしています)。

電気ストーブ・オイルヒーター・電気ファンヒーターをまとめた理由

この3つは電気をそのまま熱に変える器具で、1kWh の電気から出る熱は 3.6MJ と同じです(効率 100%)。違うのは熱の伝え方で、電気ストーブは体を直接あたためる「輻射」、電気ファンヒーターは温風、オイルヒーターはゆっくり部屋全体をあたためます。体感は違いますが、同じ熱量を出すための電気代は変わらないので「電気ヒーター」としてまとめています。違いが出るのは消費電力(W)と温度調節(サーモスタット)の有無です。

火力を細かく調節できない暖房

石油ストーブ・薪ストーブ・廃油ストーブ・サーモスタットのない電気ストーブは、必要な熱量が小さくても一定以上は燃え続けます。最小火力より必要な熱量が小さいときは最小火力で計算し、「部屋に対して大きすぎる」と表示します。

注意

よくある質問

エアコンと石油ファンヒーター、どちらが安い?

外気温と単価によって変わります。電気 35円/kWh・灯油 130円/L の場合、エアコンの実際の COP がおよそ 2.7 より高ければエアコンのほうが安くなります。一般的なエアコンでは、外気温が 0℃ 前後より暖かいときはエアコン、それより寒いときは灯油が有利になりやすい目安です。お住まいの外気温と単価を入れて確かめてください。

電気ストーブやオイルヒーターの電気代は高い?

電気ストーブ・オイルヒーター・電気ファンヒーターは、1kWh の電気から 1kWh 分の熱しか出せません。エアコンは同じ電気で 3〜4倍の熱を取り込めるため、部屋全体を暖めるならエアコンのほうが電気代は3分の1〜4分の1程度で済みます(外気温が高めのとき)。足元だけを短時間暖めるなど、使う場面を絞れば電気ヒーターも役に立ちます。

薪ストーブや廃油ストーブは本当に安い?

薪や廃油を無料で手に入れられれば、燃料代はほとんどかかりません。ただし薪を買う場合は、例えば薪 1kg 70円・灯油 1L 130円なら、熱効率(60〜80%程度)を考えると灯油より割高になります。薪の値段は地域で大きく違うので、単価を入れて確かめてください。また火力を細かく絞れないため、狭い部屋では燃料を余分に使いがちです。

計算結果はどのくらい正確?

部屋の熱の逃げ方や機器の値を一般的な目安で置いた概算です。実際の費用は窓や日当たり、使い方で変わります。電気・燃料の単価を請求書の値にし、機種の値をカタログで確かめると、より実態に近づきます。